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こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


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16.メロンパンのこと

三男が大好きなメロンパン。パン生地にクッキー生地をのせて、上面に格子の切れ目を入れ、出来上がりを高級マスクメロンに見立てたメロンパンは、本来はメロンエキスを加えたもので、人気が衰えることのない定番のパンと言えます。
そして実は注文販売の水曜日、私はいつもドキドキしながらメロンパンを作っていることを、ここで白状しましょう。と言うのもパン生地は膨らみたいが、クッキー生地は広がるのに限界がある。下手をするとクッキーの格子の切れ目が裂けて、とても醜いメロンパンが出来上がってしまう。またパンとクッキーの焼き具合、口にしたときの双方の食感など…。メロンパン作りは難易度が高いことを実感しているからなのです。
そこで私は自己流ですが、生地を成形する際に、丸めた生地にグラニュー糖をつけたクッキー生地をのせるだけで二次発酵させ、オーブンに入れる前にクッキー生地をパン生地に沿わせるように丸め、敢えて格子の切れ目を入れずに焼くようにしています。こうすると綺麗な格子模様はつきませんが、自然とひび割れたクッキー生地がメロンパンに近く、またクッキーが爆発することもなく、パンも大きく膨らむからです。それからクッキー生地は必ず前日に作り、一つずつ丸く伸ばして一晩寝かせ、成形する直前まで冷蔵庫で冷やして置きます。
そしてこのメロンパンになくてはならないもの。それが上面にのっているグラニュー糖の存在! これはもう忘れたくても忘れられない失敗の一つなのですが、注文販売を始めてから間もなくのこと、クッキー生地にグラニュー糖をつけ忘れて焼いた「偽メロンパン」をそのまま皆様にお渡ししたことがありました。この時私は三男に「お母さん、今日のメロンパンは失敗だね」と言われるまで全く気が付かず、夕方のその時まで自分は寝ていたとしか言いようがないのですが、そう言われれば一工程省いて作ったせいか、いつもよりなんとなくメロンパンが早く仕上がったようなそんな気はしていたのです。そして慌てて口にしたグラニュー糖なしのメロンパンはやっぱりメロンパンじゃない! 少しも甘くないんですもの。気の抜けた感じ…なんとも言えず間抜けな味でした。とにかく注文された皆様にはすぐに返金してお詫びをしましたが、プロの料理人である主人には「初歩的なミスはするんじゃない」といつになく厳しく言われ、嫌な思い出となってしまいました。それでも先日、お教室の方から「メロンパンを作ったけど甘くなかったんです。もっと生地にお砂糖が入るのでしょうか?」と質問されて、咄嗟に「グラニュー糖をクッキー生地につけなかったでしょう?」と答えられたのは、この経験があったからこそ?と少しは役に立った…と思えましたけどね(笑)。
そう言えば子供の頃、「クリープを入れないコーヒーなんて…」というキャッチフレーズがありました。まさに「グラニュー糖をつけないメロンパンなんて…」。メロンパンにはグラニュー糖をどうぞお忘れなく。
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by milkieko2 | 2005-10-31 01:13 | 16.メロンパンのこと