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こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


by milkieko2

92.キャラメルクリームの作り方

先日のお茶会で食パンと一緒に召し上がって頂いたものに「キャラメルクリーム」というのがありました。うれしいことに「お教室で一緒に作れませんか?」と言うリクエストを頂きましたが、実はこれ。私自身は何も仕事をせずにお鍋と材料さえあれば作れてしまう、驚きの「キャラメルクリーム」なんですよ。決してお教室でご紹介するほどの代物ではございません(笑)。そこでその作り方をこちらでご紹介させて頂きますね~!

用意するのは練乳の缶詰。ドイツではNestleからでている「Milchi Maedchen」がおなじみです。いちごにかけて食べたり、パンに直接、ぬって食べてもおいしい白くてドロッとした甘いミルクのこと。ドイツ語ではコーヒーに入れるミルクもKondensmilchと言いますが、練乳はGezuckerte Kondensmilch(砂糖入り)と表示してありますので、初めて買う方はお間違えのないようにご注意ください。
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さてそのGezuckerte Kondensmilchの缶詰を封を切らずにそのまま深いお鍋の中に入れます。そこへお水をたっぷりと、缶がかぶるくらいまで入れて中火にかけます。煮立ったらごくごく弱火にして煮ること1時間半。途中、二回くらい上下を返してあげたり、お湯のかさが減ったときにはお水を足してあげますが、あとはほうっておくだけ。火を消したあとはそのまま冷まして、冷めた缶詰のフタを開けると、あらら、不思議。中はキャラメル色の茶色いクリームに大変身~!というわけです。
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これを私はカセットコンロで使うガスが中途半端に少量余っているときの使いきり対策として、ガスコンロを使用して二、三缶まとめて作ってしまいます。お教室で肉まんを蒸すときにガスコンロを使用しますが、強火で一気に蒸すために、ついつい少量のガスが余ったままたまる一方なんですよ。キャラメルクリームは缶詰の封を開けなければそのまま保存ができますので、まとめて作っても問題がありませんから、一度にたくさんできて、ガスは使い切って安心してポィっと処理できてしまう…というわけです。

また煮ている最中に缶が爆発することは決してありませんので、ご安心くださいね。ただし缶が熱いうちにフタを開けると噴出す可能性はありますので、仕上がりを早く見たい気持ちは抑えて、冷めるまでご辛抱を…(笑)。私もいまだに毎回、缶のフタを開ける時はちょっとわくわくしてしまいますが、それも楽しみの一つかな…。 

さぁ、何も手を加えずにできる簡単キャラメルクリームです。まるで魔法をかけたような出来栄えに、皆さんもぜひわくわくドキドキしてみてください♪

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   こちらはキャラメルクリームを生地にぬって焼き上げた「キャラメルクリームロールパン」

ちなみにこのほのかな練乳の香りがするやさしいお味のキャラメルクリーム…色といいお味といい、なぜか子どもの頃によく食べた森永のミルクキャラメルをなつかしく思い出してしまうのですが、「MORINAGA」のホームページをのぞいたところ、本家ミルクキャラメルにはやはり練乳が使われておりました。
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by milkieko2 | 2008-06-01 01:30 | 92.キャラメルクリームの作り方