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こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


by milkieko2

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20.石釜で焼くパン

クリスマスが近づいてきて、ドイツの街のあちらこちらではクリスマスのマルクト(市場)が建ち並び、大勢の人で賑わっています。ここでは寒い冬に心も体もぽかぽかにしてくれるグリューワイン(温めた赤ワイン)を飲んだり、ライベクーヘン(生のじゃがいもをすりおろして、卵、小麦粉、玉ねぎのみじん切りを混ぜて油で揚げて、好みでりんごのソースをつける)を食べたり…。クリスマスマルクトは長くて暗い冬を感じさせない唯一の楽しみで、オランダやベルギーからもたくさんの人々が訪れています。e0073947_7523140.jpg
そしてデュッセルドルフのマルクトでは、毎年、Schdowplatzの端っこの辺りに石釜のパンやさんが登場します。特設されたパンやさんの小屋の両脇には二つの石釜が備えられ、小屋の中では四、五名のパン職人たちが一生懸命に粉を捏ねています。e0073947_753780.jpg


右側の石釜で焼かれているのは、生地を細長く伸ばして、その上にベーコンと玉ねぎ、じゃがいもとチーズをトッピングした二種類のパン。一度に焼く量が少ないため、お店の前にはすぐに行列ができてしまうほどの人気ぶりですが、アツアツを手にとって食べると、もちもちっとした食感がとっても新鮮です。このもちもち感はきっとじゃかいものせい? 一年に一度だけここで味わえる、なんとも不思議な食感とおいしさに毎回感動して、今年もしっかり並んで買ってしまいました。
e0073947_7533849.jpgそして左側の石釜では、定番のRoggen&Weizenmehlbrot(ライ麦と小麦粉のパン)が焼かれています。薪で火が炊かれた石釜は三段に分かれているのですが、丸い型で発酵させた生地を反対にひっくり返して並べると、最初は一番下の段に入れられます。しばらくしてうっすらと焼き色がつくと真ん中の段に移し、それからさらに一番上の段でしっかりと焼かれ、きれいなこげ茶色の焼き色をつけたパンが湯気とともに釜からでてくるのです。この作業を大きくて長いしゃもじのような木の棒を上手に使って、おじさんがとても器用に次から次へと生地を移し変えていきます。じっくりと焼かれたアツアツのパンは、外側の皮がぱりっと香ばしく、中味がふわふわでほのかにライ麦の香り…。100パーセント、ライ麦粉で作られたライ麦パンがちょっと苦手な私でも、このパンはとてもおいしく食べられて、すぐに満腹感を感じることができます。
どちらも本当に素朴なパンですが、遠赤外線の量が多い石釜で焼くことにより、ミネラルが豊富で、パン独特の発酵したおいしい香りを運んできます。またパンの芯まで熱が早く届くので、無駄な乾燥を防いでしっとりとしっかりと焼きあがるという利点が十分に生かされているのです。
アツアツのパンをほおばりながら、いつか私も自家製の天然酵母を使って生地を捏ね、薪をくべた石釜でオリジナルのパンを焼いてみた~い♪ と、私のパン作りの夢はますます大きく膨らんでいきました。
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上がベーコンと玉ねぎのもちもちパン、下がライ麦と小麦粉のパン。お値段はどちらも3.50ユーロです。

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by milkieko2 | 2005-12-11 08:07 | 20.石釜で焼くパン