こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


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22.おいしいスコーン

先日、友人の家でカナダ人のご主人がスコーンの作り方を披露してくれました。以前、おいしいアップルパイを頂いたことがあり、週末はいつも家族のためにパイやスコーンなどを作るというご主人。いつか教えてほしい~♪とお願いしていたところ、この日は思いがけず「10分で簡単にできるよ」とスコーンの作り方をご教授頂いたのです。
さてエプロンを借りてキッチンに入ると、彼が取り出した黒くて分厚い手帳。「これは秘密のレシピなんだ」とちょっとチャーミングに微笑みながら見せてくれたのは、手書きで手帳にびっしりと書かれた数々のレシピ。すっご~い。と感動している間もなく、彼はスケールの上にボウルをのせて、手早く粉類を計り、バターをちぎりながら入れ、レーズンと牛乳を加えると、パイブレンダーでザクザクと混ぜ始めました。そしてまだバターのかたまりが残ったままの生地を、粉をふった台の上で大雑把にまとめると、めん棒で2cmくらいの厚さに伸ばし、コップで丸くカットしていきます。最後に14個に成形されたスコーンの生地の上に指で軽く牛乳をぬって、「ハイ、終わり。あとはオーブンで10分焼くだけだよ」とまるで魔法を見ているような手際の良さに、私はただ見とれたままで、すっかり感動してしまいました。
そして「スコーンは熱いうちが本当においしいのよ」とテーブルについた友人が私に話をしていると、早速、焼き上がったスコーンがクリームと三種類のジャムと一緒に運ばれて来ます。まずはスコーンをナイフで半分に切って、ここにたくさんのクリームをつけるのですが、初め私がちょっと遠慮がちにクリームをつけていると、「ダメダメ、クリームはたっぷりぬって、その上にジャムをのせて」とのこと。彼のやり方をみるとスプーンにたっぷりクリームをとって、落とすようにスコーンにのせています。そしてその上にジャム。私もそれを真似て早速、一口、お味見。う~ん。美味しい~。クリームもまろやかだけど、Quince(まるめろ=西洋かりん)という聞きなれないジャムの甘すぎないほろ甘さと、ふんわり、サクッとしたスコーンが最高♪ これにTetleyの紅茶にミルクを入れた優しい味のミルクティーがとってもよくお似合いです。一緒にテーブルを囲んだイギリス人のご家族も彼のスコーンに大変、満足した様子で、話題はイギリスのスコーン話へ発展。なんとイギリスやカナダでは家庭によってスコーンのレシピが違うそうで、種類も様々、膨大な数に上るとか…。「いつもおいしいスコーンが食べられて幸せね」と友人とかわわいいお嬢さんたちに言うと、「もうあきちゃった」とテレながらも、とっても幸せそうなご家族の一端を垣間見ることができました。
さてキッチンで彼がスコーンを作り始めた時に、「これがポイントだよ」と見せてくれたのは、「Cteam of Tartar」というスコーンの写真が載った膨らし粉でした。まさにスコーン専用の膨らし粉? なんでもこれは英国食材店でしか手に入らないとかで、私は貴重な一瓶を図々しく頂戴してきましたが、ドイツではBIOのお店で売っている「Weinstein]がこれに当たるものだそうです。これは私も初めて耳にする言葉だったので、早速「Weinstein-Backpulver」=約18gが3袋入って0.89ユーロ(約129円)を購入し、辞書で成分を調べてみたところ、「ぶどうの実とワインの酸味を含んだ自然な膨らし粉。どの焼き菓子にも使える。」と書いてありました。これは体にも良さそう!
以来、毎日、スコーンを焼き続けている私…。さすがにクリームとジャムのトッピングは控えめにしていますが、粉を全粒粉に変えたり、ヨーグルトを入れてみたり…と試作を楽しんでいます。なんと言っても食べたい時にすぐできて、生地が何層にも上手に膨らんだスコーンって、素朴な味だけど本当においしいですよ♪
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後列、中央が頂いた専用膨らし粉、右はおすすめのクリーム。

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by milkieko2 | 2005-12-21 01:25 | 22.おいしいスコーン