こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


by milkieko2

カテゴリ:86.年頭所感・2008年( 1 )

それは昨年の秋、ある週末のことでした。お昼ごはんに主人がアボカド入りのスパゲティが食べたいと、土曜日の早朝に訪れたマルクト(市場)で緑色鮮やかなアボカドを一つ、購入したのです。アボカドは「森のバター」と呼ばれるほど栄養価が高いんですよね。ドイツのスーパーでもよく売られていますが、なんせ輸入物ですし、“食べごろ”と呼ばれる熟れたときの判断を外見から見分けることが難しくって、私自身はあまり手にすることのない食材の一つでもありました。もちろんその日はプロの主人の腕によりおいしいスパゲティをたらふく食べたのでしたが、アボカドの中からコロンと出てきた種が実にかわいくって…♪ プクンと膨らんだ丸っこい形に色艶もよく、まるで「生きてます!」って声が聞こえてくるようなそんな印象を受けたのです。これはこのままゴミ箱に捨てるのはもったいない。ヒヤシンスの球根みたいに水挿しにしてみたら、もしかしたら根が出てくるかしら? まぁ、アボカドの実が再び…なんて高望みはしませんが、根っこがでてきて芽がでてきたらちょっと素敵…なんて淡い期待に胸がときめいてしまったのです。

そこで種が半分水に浸かるくらいのガラスのコップにおいて、お教室となるキッチンの窓辺におきました。どれくらいの月日が経ったのか…。アボカド日記をつけていたわけではないので、正確な日付は覚えていないのですが、種の上面から横、底にかけて亀裂が入り、太い根のような芽が種の下からでてきたのはそれから二ヶ月くらいたったあと。いつも窓を開けておくことの多い窓際に置かれ、しかも季節は秋から冬に移行する寒い時期だったこともあり、温暖育ちのアボカドにとってはこんな厳しい環境の中でよくぞ、たくましく…と感慨もひとしおでした。

それからポットに植え替えてからは、今度は半月もの短い間に、ものすごい急成長をとげまして、長い茎がスッ~と上へ上へどこまでも伸びていきます。ジャックと豆の木ではないけれど、天まで伸びていく勢いって、こんなふうなのかしら…と胸がわくわくしたほどです。

こうして今では葉が五枚ほど開き、日ごとにズンズンと葉っぱが大きく育っています。よく植物には言葉をかけてあげると良い、と言われますが、特に語りかけたりすることはなくても、お教室で「これは何ですか?」といつもちょっとした話題となっておりました。確かにコップに置かれたままの種は奇妙な物体にしか見えず、アボカドの種だと言うと、「へぇ~」と一様に関心されて、案外、注目の的だったりしたんですよ。そんな会話をアボカドはずっと聞いていたんですね。それでもなかなか芽がでなてこない種を見て、実は皆さんもこの先、何か変化が起こるのだろうか、と半信半疑だったよう…。なのでポットにお引っ越しをしてからの大きく成長したアボカドを見て、「もうダメかと思ってましたよ~」なんてコメントを頂きながら、ともに成長を喜んでくださったのです(笑)。

そこで私も2008年はこんなふうに強くたくましく育っているアボカドに負けないように、まっすぐに凛とした毎日を過ごしたい…と考えています。
そしてこんな小さな何気ないお話にも花が咲くことの多いお教室の時間…。この時間こそが、実はアボカドだけではなく、私自身が皆さんからたくさんのエネルギーとパワーを頂いて、日々、成長している瞬間でもあるのですね。そのことにいつも感謝の気持ちを忘れることなく、今年も素敵なお教室の時間を皆さんとご一緒に、笑顔で楽しく過ごしていきたいと願っています。

さぁ。皆さんはこの一年、どなたのために思いを込めてパンを焼くのでしょう? 
今年もどうぞよろしくお願いいたします♪

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                   こんなに大きくなりました!


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by milkieko2 | 2008-01-02 05:38 | 86.年頭所感・2008年