こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


by milkieko2

カテゴリ:8.オニオン三つ編みパンの思い出( 1 )

それは長男が小学校一年生の時でした。今からもう11年も前の話になります。彼のお友達のお母さんから「オニオン三つ編みパン」を頂いたことがありました。大きくって三つ編み鮮やかな光沢のあるパン。一口食べたらお口の中で玉ねぎの香りがふわっ~と広がってとってもおいしかったことが印象に残っています。しかも「私が焼いたんだけど…」の一言に心底びっくりした私。えっ~、パンって自分で作れるのぉ? 思えばその時が私と手作りパンの最初の出会いでした。
そして一度だけ彼女の家にお邪魔したとき、手作りパンの実演を見学したことがあるのです。その日、彼女は手際よく捏ね機と発酵機を使い、オーブンでおいしいバターロールやチョコレートパンを焼いてくれました。私にとってはパンが作られていく過程を見るのも、捏ね機や発酵機を見るのも生まれて初めてのことで新鮮な驚きがいっぱいでした。しかしその時は機械をもっていない私にはパン作りはちょっと面倒かも…と自分でパンを焼くということにあまり興味が持てなかったのです。
それから数年後、そんな私を変えたもの…それは今の環境でした。日本を離れてデュッセルドルフに暮らし始め、ドイツのハード系のパンにはどうしても馴染めなかったのです。それは子どもたちも同様で、「日本のやわらかいパンが食べたい」「メロンパン、あんぱん、カレーパン…」日に日にその声は増すばかりでした。こちらにも日本のぱんやさんはあります。でもお値段が高い(泣)。なんとかパンを自分で手作りできないだろうか…? 幸い我が家には立派なオーブンが備え付けてあります。よーし。やってみよう! それから私のパン作りの挑戦が始まったのでした。
人間は不自由な環境の中では、なんとかしようと不思議にがんばる力がわいてくるのですね。オニオンパンを焼きながら、手作りパンの出会いをなつかしく思い出し、優しい玉ねぎの香りに包まれて、なんともうれしい幸せな気分になりました。
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by milkieko2 | 2005-10-02 03:28 | 8.オニオン三つ編みパンの思い出