こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


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73.パニーニって…?

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「これでなんちゃってパニーニが作れますよ」という魅力的な言葉に、帰国セール品を迷わず譲り受けたマシーンがこれ↑。私がもともと持っていたのは、ホットサンド用でずいぶん前にフリーマーケットで確か10マルク(約5ユーロ)で購入したもの↓。いずれも食パンにハムとチーズ、ツナとキャベツの千切りにマヨネーズなどを組み合わせてはさみ、この機械を使ってプレスすると、ほかほかサンドイッチが手軽に出来上がります。

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しかもなんちゃって…の方は、天板部分が広く、焼き上がりに格子の線がつかないので、少しかたくなったパンドカンパーニュを温めて食べたりするのにも便利。冷めたピタパンを丸ごと温めるにもちょうど良く、ちょっとケバブー屋さんになった気分で使用したりします。

こうして温めたホットサンドはまだ温かいうちにアルミホイルに包み、息子たちはよく学校へ持って行きますが、かたくなってしまったパンも適度に湿気を含んで、冷めてもやわらかく食べられるので、我が家では二つのマシーンの出番はかなり多いんですよ。

さてこのように何か具をはさんでホットサンドしたものが、イタリア風サンドイッチの「パニーニ」だと信じていた私…。
先日、義理の弟の結婚式に出席するため、日本へ一時帰国をし、東京の某有名結婚式場で夕方の披露宴に備え、ちょっと小腹を満たそうと入った式場の中のカフェのメニューに「パニーニのサンドイッチ」を見つけ、日本のパニーニが食べてみたい~♪という興味も手伝って迷わず注文いたしました。

ところが私の前に運ばれてきたのは、イタリアのパン・チャバッタの中にサーモンとサラミが入った二種類のシンプルなチャバッタサンドイッチ。「えっ? これチャバッタだよね? ホットサンドになってな~い! パニーニじゃないじゃ~ん」と思わず一人でぶつぶつつぶやいて、とにかく怒りを主人にぶちまける始末(笑)。

もちろん文句を言いながらもしっかりと頂いたこちらのパニーニは、パン生地もやわらかく、とってもとってもおいしかったんですけどね。これは有名結婚式場のカフェなのに由々しきことだわ~!と、納得がいかず、後日、バニーニについてよくよく調べてみたのです。

パニーニとは一般的にイタリア風サンドイッチのこと。小さな丸型パン“パニーノ”に具を挟んで食べた習慣から、この呼び方が定着したのだそう。イタリア語ではサンドイッチやハンバーガーなど、パンに具材を挟んだ軽食のすべてを指すのだそうです。つまりイタリアのパン・チャバッタで作ったサンドイッチは正当なパニーニの一つだったというわけ。う~ん、まぎらわしい~! ホットサンドとサンドイッチではどう見ても見た目も味も別物ではないですかぁ~!

こうした誤解が生まれる背景には、フランスでも十年くらい前から、このホットプレスサンドを「パニーニ」と呼んで、カフェなどでクレープを凌ぐほどの人気を博し、今なお、親しまれており、そのスタイルがそのまま日本へ伝わって、パニーニと言えばホットサンドという図式が出来上がってしまったのかも知れません。

そこで以前、ベルリンの回転寿司のお店で、“海老の天ぷら”を注文したところ、なんと真面目に“エビフライ”がでてきたことを思い出してしまいました。この時、料理人の主人はひどく嘆き、こうした誤解が広がると、外国では正当な“海老の天ぷら”が“エビフライ”に成りかねない!と憤っていたのです。これはまさに想像していたバニーニとは違う別のバニーニに出会った瞬間と同じですよね(笑)。

もしイタリア人にこのことを訊ねたら、「そんなのどうでもいいじゃ~ん」って軽いノリでかわされそうですが、海老の天ぷらとエビフライの誤解は許せない!と思うのは日本人の私。国外から暮らしや食べ物の情報を発信する者としては、つねに真実を正しく伝えることの重要性を感じずにはいられませんでした。

さてそんなパニーニのことを調べているうちに、生地作りをしてから、成型時に真ん中にチーズやハムをはさみ、ホットプレートで焼く、というおもしろいレシピにも遭遇しました。これはサンドイッチにするという観点からみると、逆の発想のような気もしますが、まぁ、これも「なんちゃってパニーニ」。今後は陽気に明るくパニーニ作りを楽しんでみたいと思います。

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ハムやチーズと一緒にルッコラなどの野菜もたっぷり挟んでプレスできるのは家庭ならではのパニーニ。おいしいですよ~♪
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by milkieko2 | 2007-05-29 00:41 | 73.パニーニって?

72.お茶会・2007

一年に一度、この5月の時期に、我が家を開放してお教室の皆さんや近所の方々をお誘いし、お茶会を開いています。
最初はパンの注文販売を始めるにあたり、試食会として行ったことがきっかけでした。現在はお庭で摘んだフレッシュハーブのお茶と一緒に、いつもお教室のTeetimeでおだししているパンやお菓子を用意し、参加して下さった皆さんに心ゆくまで食べて頂こうぉ~!という企画に変わりましたが、早いもので今年はもう三回目の開催となりました。

当日の5月11日(金)は、厚い雲に覆われて今にも泣き出しそうな空と強い風…。そんな悪天候にもかかわらず、今年も大勢の方に集まって頂きました。終わってから使ったコップの数を数えてみたら、なんと63個も使用。ということは…63人の参加者を迎えたということですよ~。うれしい~♪

さて、今回、準備したパンやお菓子は全部で18種類です。

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        シュトロイゼルクーヘンの後ろにあるのはバナナチョコチップケーキです。
 
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e0073947_953495.jpgシュークリームの中味はカスタード、抹茶、チョコレートクリームの三種類。

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   いかがですか? 満足していただける品数になったとは思うのですが…?

さて、この日を迎えるにあたり、たいていはクッキーなどの日持ちがするものから製作を始め、二週間前くらいから本格的な準備に取りかかります。そしてこの準備期間中が実に楽しくて充実したひと時でもあるんですね。また普段の倍量で作るケーキも、小さめに分割して焼くパンにも贅沢な喜びを感じてしまいます。おまけに「グレードアップしてる」なんてお褒めの言葉を聞いてしまったら、あらあら、ますます作りたくなっちゃうなぁ~(笑)。

ところで今年は狭いお部屋の中で、たくさんの方たちがおしゃべりで賑わっていた頃、お教室に通うTさんとKさんのアカペラコーラスグループの方たちが、飛び入りでお歌のプレゼントをして下さいました。
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曲は「涙そうそう」。一瞬の静けさから響きわたった5人の美しい歌声は、部屋中をあっという間に優しく包み、しばし私たちを感動の世界へと連れて行ってくださったのです。とっても感激~♪ 実は私…素敵な歌声に聞き入っている間中、うれしくてうれしくて、涙がこぼれるのを堪えるのが大変だったんですよ(笑)。本当に感激のひと時をありがとうございました♪

それからもう一つ。今年は初の試みとして、募金を集めさせて頂いたのです。と言うのもお茶会は無料なのですが、時々、お心遣いを頂戴してしまうことがあり、今年はその分を善意の寄付にまわして頂こうと貯金箱をお部屋に設置させて頂いたのです。こちらも皆さんのおかげで70ユーロもの思いがけない大きな額が集まりました。
このお金は、貧困により教育を受けることができない南米の子供たちを援助するため、彼らを個人的に支援している友人を通して、現地で彼らのために働いている宮崎カリタス会のシスター方へ送金いたします。ありがとうございました♪

さて予定していた2時間はあっという間に過ぎて、皆さんを見送ったあと、後片付けをしながら、一人、感激の余韻に浸り、頭の中はまた来年…なんて気の早いことを考えている私。お茶会が運んでくれた大きな喜びと希望に心からお礼申し上げます。

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休日にもかかわらず朝早くから手伝いにきてくれた主人の職場の皆さん。とっても助かりましたよ~。また前日に家具の配置を変えてくれた三男と、お菓子製作に尽力してくれた長男、そしてお仕事をお休みして朝からそうじを手伝い、お茶会の間も陰日向と大活躍してくれた主人にも心から感謝です♪
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by milkieko2 | 2007-05-16 10:11 | 72.お茶会・2007