こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


by milkieko2

タグ:ぶどうパン ( 1 ) タグの人気記事

アントワープと言えば、「フランダースの犬」でおなじみのネロとパトラッシュが、ルーベンスの絵の前で悲しい最期を迎えるノートルダム大聖堂がある所。ベルギー第二の都市です。その大聖堂内の絵画も大変、見ごたえがありますが、街の中心地にある Grote Marktの広場を取り囲むルネサンス様式の市庁舎や Groenplaats広場の活気あふれる雰囲気、川沿いへ通じる路地に連なるアンティーク店や中央駅から大聖堂へ向かう途中のショッピング街など、何度、訪れても街の魅力には飽きることがありません。

そんなアントワープに、お昼時になると行列のできるパン屋さんがある。と聞いたのはもう一年以上も前のこと。しかし期待に胸を弾ませて訪れることすでに二回。いずれもお店がお休みでパンを買うことができずにいたのでした(泣)。

e0073947_2219166.jpg


そう。最初に訪れたのは月曜日の平日に、まさかのお店の休業日。きっと行列ができているからすぐに見つかるだろうと思っていたはずが、そんな賑わいを見せるお店は全く見当たらず、近所で尋ねて、やっと判明したパン屋さんの名前が「GOOSSENS」。この日は無情にもシャッターの下りた寂しい外観だけを写真に収めて帰って来たのです。

では月曜日がお休みなら、日曜日の午前中は営業しているかも知れない…と勝手に推測して、二度目は日曜日の朝早くに出かけてみたもののやっぱりお休み。その間にここのパン屋さんの人気商品が「ぶどうパン」と知り、ますます募る思いを残しながら、いつか必ず…と月日が流れてしまったのでした。

そしていよいよ三度目の正直は、復活祭を間近に控えた受難の金曜日です。ドイツはこの日が祝日にあたり、街の商店もお休みとなりますが、近隣諸国は平日でお店が開いていると言う情報を得て、いざ、ぶどうパン!! ついに念願がかなう日がやってきたのです(笑)。

この日、私がお店を訪れたのは、お昼前の11時頃でしたが、何気に人が集まって来てそろそろ行列が…。時代を感じさせる古い店内には、左側に焼き菓子やケーキなどのお菓子類、右側に角型に焼かれたぶどうパンや小型パン、お惣菜パンなどが並んでおり、パンの種類は一般のパン屋さんに比べるとかなり少なめでした。

e0073947_0175597.jpg


そんな店内はコの字型に仕切られていて三、四人も人が入るともういっぱい。次から次へと入れ替わりにやってくるお客さんを相手に、テキパキと対応し、所狭しと動き回る店員さんも年季の入ったおばさんたちばかりなのです。

そしてぶどうパンは白い生地のものと、全粒粉を混ぜて焼いたと思われる茶色い生地の半斤サイズ、粉砂糖がたっぷりかかった大きな角型、小型のプチパンの計四種類。そこで私は茶色い生地のものを購入し、その場でスライスしてもらいました。それにしてもやっと行列に並んで噂のぶどうパンを手にすることができ、今日までの長い道のりを思うと感無量です(涙)。うれしくて上機嫌のまま家路に着いたのは言うまでもありません。

そしておうちへ帰ってからぶどうパンをよ~く見て驚きました。これはレーズンが多い! かなりたくさんの量のレーズンが入っています。私も家で作るぶどうパンには、レースンを大量に加えますが、それは家庭で作る特権のように思っていましたので、やはりぶどうパンのおいしさは生地の中にたっぷりと入るレーズンの量にあり。 そう確信いたしました。それにレーズンからほのかに洋酒の香りが漂ってきます。しかもパン生地がとてもやわらかくておいしい~♪ 行列のできるパン屋さんは私の期待を決して裏切りはしませんでしたぁ~!

e0073947_019810.jpg


e0073947_0324081.jpgGOOSSENSのスイーツ










e0073947_0391183.jpgチーズの下にハンバーグがのっていたお惣菜パン









それにしてもぶどうパンをメインにこれだけお客さんを惹きつけているなんて、本当にすごいことだなぁ~と感心します。こちらのパン屋さんの創業は1884年。老舗と呼ぶにふさわしく、この街の人たちに昔も今も愛され続けているんですね。そしてその理由は、きっと昔ながらの製法にこだわり、伝統を受け継いでいるからに違いありません。

そんなぶどうパンを息子たちもかなり気に入ったようで、予想以上の早い消費ぶりに、せっかく行列に加わったのだから、もっと買って来ればよかったなぁ~と後悔しきり(汗)。 次はいつ並べるかしら…と思案しているうちに、なんだか急にぶどうパンが焼きたくなってしまいました。私のぶどうパンはいつもプチサイズなので、次回はレーズンをラム酒につけたものを加え、パウンド型で焼いてみよ~と、私の中でぶどうパンブームが到来しそうな、そんな予感を感じています(笑)。

e0073947_0361097.jpg

                    「GOOSSENS」 
            Korte Gasthuisstraat31 Antwerpen
[PR]
by milkieko2 | 2007-04-10 02:33 | 69.行列のできるパン屋さん