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こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


by milkieko2

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クリスマスを目前にして、ドイツの街のあちらこちらではクリスマスマルクト(市場)が活況を呈しています。今年は昨年に比べて寒いせいもあり、赤ワインを温めたグリューワインのカップを手にする人々を多く見かけますが、小さな街から大きな街まで、市場の雰囲気はみなそれぞれです。そして私はここから車で30分ほど走り、ESSEN(エッセン)という街の大きなクリスマスマルクトへ出かけてきました。

ここの目玉はなんと言ってもここでしか食べることのできない「コロッケ」です。ひき肉またはハム・チーズの具のどちらかが選べますが、いずれもじゃがいもの生地に具を包んで揚げてあります。具の中にはゆで卵とレーズンも入っており、付け合せにはキャベツのザワークラフト、またコロッケの上面にはトマトソースがたっぷりとかかっています。

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アツアツのおいしさはさることながら、珍しさも手伝って、お店の前は行列ができるほど。一皿5ユーロとお値段も高めですが、コロッケは食べ応えがあり、一度は食べてみる価値があるかも…。

また、これまたお初のお味だったのが、鹿のお肉のソーセージです。普段のWrustと呼ばれる豚肉のソーセージに比べて太くて短い形に、「これ何?」とお店の人に尋ねると、後ろの壁に掲げられた鹿の頭の人形を指差されて、「へぇ~」となんだか納得。炒めるというよりは少量の油で揚げてある感じですが、あっさりとしていて臭みのない食べやすいソーセージに仕上がっています。
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e0073947_5224648.jpgそれから寒い時に温まるのは何といってもスープでしょう。ソーセージが入った緑豆やレンズ豆のスープは定番ですが、グラッシュスープもおいしいですね。






e0073947_524064.jpgそして仕上げは薪釜で焼いたパン屋さんのFlammkuchen(フランス風ピザ)です。こちらはデュッセルドルフのマルクトでも毎年、登場する薪釜のパン屋さんと同様、薄い生地に少し塩気のきいたベーコンと玉ねぎを載せて、パリッと焼いたもの。トマト味のピザとは違ったさっぱりしたお味が特徴です。
またライ麦、ディンケル、小麦を混ぜて焼いたドイツの代表的なパン、ミッシュブロートをお土産に買うと、まだホカホカと温かくて、冷え切った体にはちょうど良い湯たんぽのようでした。
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さてドイツのクリスマスマルクトは24日にはすでに店じまいが終わって、お店も撤去されてしまいます。つまりクリスマス前だけの大きな特別なイベントです。そんな市場を訪れていると、「あ~、もうすぐクリスマスだなぁ…」と感慨もひとしおなのですが、イブが誕生日の私は、このマルクトが終わると、また一つ歳をとるワケで、クリスマスの曲や賑わう街の雰囲気に、なんだか妙に焦ってしまう、そんな複雑な時期でもあるのでした(笑)。


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クッキー屋さんは多くみかけますが、こんなかわいいオーナメント用クッキーも売っていました。


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by milkieko2 | 2007-12-17 06:06 | 85.クリスマスマルクト
e0073947_24040.jpg11月も半ばに入り、今年もクリスマス用品が店頭に並ぶ季節となりましたが、ドイツのクリスマスのお菓子と言えば、やはりStollen(シュトーレン)がその代表でしょうか…。こちらはイーストを使った発酵菓子で、山型に膨らんだ上面には粉砂糖がたっぷりとかかっています。その名をDer Weihnachtsstollen(クリスマスシュトーレン)またはDer Christstollen(キリストシュトーレン)と呼んだりしますが、この形の由来には、イエスキリストが生まれたときに使われた飼い葉桶、またはキリストを包んだおくるみに似せたとか、stollenがドイツ語で坑道や柱を表すことから、山の上に雪が積もり、中にくるまれたマジパンやフルーツを山に穿たれたトンネルに見立てた、などといくつかの諸説があります。

e0073947_244977.jpgそしてドイツではクリスマスの四週間前の日曜日からクリスマスまでをアドベントと呼び、日曜日ごとに1本ずつローソクに火を灯し、うすく切ったシュトーレンを少しずつ食べながらキリストの誕生を待つ、という習慣がありました。このシュトーレンの起源は1329年までさかのぼるというのですから、本当に伝統的なお菓子と言えますね。(右写真はアドベントクランツ)                     

でも私…この時期にクリスマスに食べるお菓子やクッキーの独特の香り、つまりZimt(シナモン)、Anis(八角)、カルダモン、Ingar(しょうが)などが合わさった香辛料があまり好きではありません。お店にこれらの商品が並んでいるだけで、この匂いが鼻について仕方ないんです。最近はさすがにこの香りにも慣れつつあるのですが、でもやっぱり私にとって、市販のシュトーレンはクセがあり過ぎます。そこで初めて自分で焼いたシュトーレンを一口食べたとき、それは想像以上の優しいお味で、「あら…意外においしい?」と驚き、感動さえ覚えました(笑)。これも雀の涙ほどしか加えなかった香辛料のおかげかな…?
              ~シュトーレンの材料~
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そうなんです。シュトーレンの中に加える材料は、レシピによってもかなり違いがあるように、レーズン、カレンズ、クランベリー、アプリコットやアーモンドスライス、レモンカップなど、お好きなものをチョイスして加えればよいわけですし、苦手な香辛料も控え目にしたり、ラム酒も思い切って省いちゃても構わないのです。そうすることで市販のように半年も日持ちはしませんが、125gの分量で作ると、日が経つほどにおいしさが増し、楽しみながら食べ切るのには、ちょうど良い大きさに仕上がります。

そんなシュトーレンの食べ方は、やはりうすく切って食べることがポイントでしょう。ケーキのように大きく切って食べたら、どうしても飽きがきてしまいます。特に市販のものは味も食感も重たいですからね。そして食べ方を知らなかったばっかりに、本場ドイツのドレスナーシュトーレンが鳩のえさになってしまった、という例が私の身近にありました。

それは昨年、クリスマスの前に日本へ一時帰国をしたときのこと。幼友達の妹さんから「知り合いのドイツ人から得たいの知れないものが送られてきたんだけど、すっごく不味くって、あれはいったいなに?」という質問を受けたのです。その形状や味、食感などをよくよく聞いてみると、なんと元祖・ドレスナーシュトーレンのよう…。

このドレスナーシュトーレンは、ザクセン州のドレスデンが、このお菓子の発祥の地であることから、ドレスナーと謳えるのはここで作られたシュトーレンだけにつく登録商標なのです。しかも生地の真ん中には端から端までマジパンが棒状に入っていて、どこを切ってもマジパンが中央にあるという金太郎飴状態のタイプ。せめてバター風味のシュトーレンだったら良かったのに、マジパン入りは私にはもっとも抵抗のあるお味ですから、うすく切って食べることを知らなかった彼女にとっても、この味は衝撃的だったに違いありません。

そこで鳩のエサ回避のためにも、もうすぐ始まるアドベントを前に、今年はぜひ手作りのシュトーレンがオススメです!
お教室でも12月はシュトーレンのリクエストがたくさん入りました。でもたいていの皆さんは、私もかつて作る前にイメージしていたように、シュトーレン作りは難しいのではないか…と考えているようで、「作れますか?」とたずねられます。ところが材料を揃える以外は思ったより手間もかからないんです。通常のパンのように膨らませる心配がないので、発酵に気を使う必要がなく、香辛料の入れすぎに気をつけさえすれば失敗なくお手軽に作れてしまうのですよ。あっ、これは私のように香りが苦手な人の場合ですね(笑)。もちろん洋酒の香り漂う濃厚なお味がお好みの方は、遠慮せずにたっぷりと定番の香辛料とラム酒を加えて焼き上げてみてください。でもくれぐれも薄く切って、召し上がることをお忘れなく♪

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by milkieko2 | 2007-11-23 02:34 | 84.意外においしいシュトーレン