こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


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75.湯種パン

先日、ネットで何かおもしろそうなパンはないかなぁ~と検索していたところ、私の目に留まったのが「湯種パン」という聞き慣れない名前…。日本ではパン屋さんの店頭で、その名の通り「湯種食パン」と言うのが販売されており、なかなか評判のようなのです。
ではでは一体、湯種とは何なのでしょうか?
 
まず材料の強力粉の一部と塩を熱湯で混ぜてひとかたまりにし、それをラップで包んで冷蔵庫で一晩、保管します。これが湯種です。そしてパン作りをする翌日に、残りの材料と適当にちぎった湯種を混ぜて、通常のパン作りの工程を行えば、湯種パンの完成です。決して難しい作業ではありませんね(笑)。そして湯種を使った生地は、シンプルな食パン作りなどに向いているようなので、私も早速、小型の湯種食パンを焼いてみました。

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            自家製乾燥ハーブのオレガノと全粒粉入り食パン

すると生地の目は粗く、しっかりとした仕上がりになり、普段の食パンとあまり変化がないように思われましたが、食べてみてちょっとびっくりです。これが見た目以上にふわふわとしてやわらかいんですよ~。そしてほんのりと粉の甘さを感じるのです。どうやら小麦粉のデンプンを糊化させることで、デンブンの甘みを引き出す、という湯種効果が生じているみたい。それに加えて次の日も食感がずっ~とやわらかかったことは大いに注目したい点です。 これは生地の粗さが目立ち、かたいパンに仕上がりやすいドイツの粉だからこそ、いつもの食パン作りに一手間かけた分の価値がある!とうれしくなりました。

またこの湯種は、パン焼き器を使っても材料に混ぜて食パンを焼くことができますので、こちらにお住まいの方で、現地の粉を使い、食パン作りをされている方にはぜひオススメしたいレシピです。ちなみに我が家のパン焼き器で焼いた一斤の食パンは見栄えがイマイチですが、見た目のキメの粗さとは裏腹に、食感はかなりふわふわでやわらかく、見事においしくてあっという間に完食と相成りました~♪

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それに小麦粉に熱湯を加えて混ぜるって、すいとん作りにちょっと似ているのかな…? この独特な粉の匂いとコシのある感触が、何となくなつかしくって、ついつい懐郷に誘われてしまう湯種作りでもあるんですよ(笑)。

そこでお教室の皆さんにもパン焼き器を持っている方には「宿題です♪」と意地悪を言って、このレシピを試してもらっています。ご興味のある方はぜひ一度、お試しくださいね~。


湯種食パンのレシピはこちら→National・簡単アレンジ食パン・ベーカリー倶楽部・お料理スタジオ=「湯種食パン」

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by milkieko2 | 2007-06-15 07:59 | 75.湯種パン