2.パン焼き器と粉の話
2005年 09月 16日
パンとじゃがいもが主食の国・ドイツ。スーパーマーケットにはたくさんの種類の粉が顔を揃えています。日本的にこちらの粉を分類するならば、薄力粉を405タイプ、強力粉を550タイプと一般的に言われていますが、数字が表すその意味はその粉にどれだけのミネラルが含まれているか…ということ。麦をまるごと挽いた全粒粉から始まって、1700,1600,1050,812、550,405と続き、数字は大きいほど栄養がたっぷりつまっているのです。しかしその分、食感は日本のような柔らかいパンになることはありません。
その後、405タイプの粉が日本でいう中力粉程度の硬さであることに気がついた私は、以来、パン焼き器の食パンも手作りパンも、この405タイプを使用するようになりました。今ではケーキを作る時も、ピザ生地やお好み焼き、うどんや餃子の皮なども全て405が大活躍。しかもお値段が30Cent(50円)弱という我が家の万能選手は、実は庶民の強い味方でもありました。