こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


by milkieko2

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お教室の二回目にはいつもピザ生地を作ってピザとフォカッチャを焼いています。ピザ生地をお教室のプログラムに加えた理由は、この生地がまとめやすくて捏ねやすいことから、手捏ねに慣れて頂きたいと思った他に、私自身がとにかくフォカッチャがだ~い好きだから♪ そこでもし「えっ~、噛みごたえのあるかたいパンなのになぜ??」と思った方がいらっしゃったら、ぜひ一度、焼き立てを召し上がってみてくださいませ。オリーブ油がたっぷり染み込んだ、できたてのフォカッチャは食感もふわふわして本当においしいのです!!

最近では、ドイツのパンやさんでも四角く焼いたフォカッチャの間に、ハムやレタスなどをはさんだサンドイッチ風のものをよく見かけるようになりましたが、フォカッチャの材料はいたってシンプル。粉、塩、オリーブ油、ドライイーストにお水を加えるだけです。おもしろいのは成型後に、指でポコポコと穴をあけること。そしてオーブンへ入れる前にその穴の中にもたっぷりのオリーブ油をぬって焼きあげます。どうして上面に穴をあけるのかと言うと、表面を平らに仕上げるために膨らむのを抑えたいからなんです。

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お味のほうはもちろんノーマルなフォカッチャでも十分においしく頂けますが、これにローズマリーを細かく切ってふりかけたり、薄切りのにんにくを生地にさしたりして焼き上げたらなおGood♪ 私に負けずにフォカッチャ好きの三男は、「フォカッチャがあるよ~」と声をかけると、必ず「できたて? ハーブ付き?」と聞いてくるこだわりようです(笑)。

そこでイタリアでは本場のフォカッチャを食べることが夢だった私…。ローマでは生地をうすく伸ばして、パリッと焼いたチャパティみたいなフォカッチャによく遭遇しました。実は私が日ごろ作っていた厚めのフォカッチャは、ジェノバ風と呼ばれているものだったのですね。そしてこのローマ風?フォカッチャは、生地を円形にうすく伸ばしているのでオリーブ油が生地全体に染み込んでいて、とっても香ばしいのです。それに一枚がうすいので、いくらでも食べられちゃう(汗)。

こんな作り方もあるんだわ、とすっかり感心した私は、買ってきたBarillaの粉を使ってお家で試作してみました。レストランなどでは高温の石釜で焼いていますので、家庭用オーブンでそれを再現するとなると、どうしてもパリッと焼き上げることに限界はありますが、それでも短い焼き時間で、あっという間にできあがり、なかなか満足な良い仕上がりです♪ それにローマ風は冷めてから食べてもおいしく頂けるのがうれしい~。ただ前述の息子には「新作・フォカッチャだよ」と紹介したところ、フォカッチャとは信じてもらえませんでしたけど(笑)。

これからはジェノバ風、ローマ風、どちらのフォカッチャを作るかはその日の気分次第で…。そしてこれにトマトとモッツァレラ、バジルの前菜を添えたら、さあ、buon appetito!

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by milkieko2 | 2006-06-11 04:50 | 40.大好き♪ フォカッチャ

39.イタリアの粉

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先日、知り合いのマンションの空き部屋をお借りして、一週間ほどローマに滞在して参りました。ローマへ行った理由は、裏千家のヨーロッパ大会へ参加するため。ここで4日間にわたり、日本やヨーロッパ、アメリカなどの諸外国から450名が集い、献茶式やお茶会などの行事が盛大に催されたのでした。

そんなわけで観光は後回しとなりましたが、私は毎日のように、近くのスーパーにあるパンやさんへ通い、朝ごはん用にと色々な種類のパンを購入し、食べ比べを楽しんできました♪ もともとシンプルな材料で作られた素朴なパンが好きな私のことですから、お料理の邪魔をしないようにと、リーンな生地で作られたイタリアのパンが嫌いなわけがないのです(笑)。

ここでよく目についたのは、バラの意味の名前がついたロゼッタというパン。真ん中が膨らんで確かに花のような形をしているのですが、中はスカスカとした空洞で、その食感はサクサクです。いつもガラスケースの中に山のように積まれて、愛らしくこちらを向いていましたので、きっとドイツでいうブロートヒェンのような存在なのでしょう。

そして今回入手してきたイタリアの粉は三種類。たくさん並んでいた中から、迷わず最初に手にしたのは、日ごろ、パスタで愛用しているBarillaの小麦粉です。おなじみの青袋を見たときは、やっぱりBarillaはイタリアだぁ~!とちょっと感動~(笑)。それからすでに膨らし粉が入っていてお菓子用にも使えそうな粉とイタリアの定番・セモリナ粉です。
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そこで早速、青袋の粉を使っていつものように食パンを焼いてみました。まず袋を開けたときに感じたのは「粉が白い」ということ。そしてできあがりは高さ15cmまで膨らんで、なかなかのやわらかさです。次の日、この食パンでチーズサンドを作り、軽くホットサンドにして何も言わずに子供たちのお昼用にと持たせたところ、「今日のパンはおいしかった」と珍しく息子が褒め言葉を口にしていました。これでまた一つ、私のお気に入りの粉が見つかったというわけです(笑)。

そういえば、以前、休日によく行くカフェのご主人に、イタリアのパンと小麦について尋ねたことがありました。イタリア人の彼は「イタリアのパンの種類は400種もあるんだよ」と自慢げに話してくれたのですが、あとでネットで調べてみたところ、パンの種類は3000種にも及ぶ、と目にしてさらにびっくり。イタリアは南北に長い国なので、北と南では小麦の性質も違い、地域色豊かなパンが各地で生まれてきたのだそうです。それに地域によっては同じパンでも呼び名が違うものもあるとか…。イタリアと言えばまずはパスタが連想されますけれど、いえいえ、パンも負けてはいられません(笑)。かなり奥が深いようです。

さてさてつかの間の私のローマの休日…。夏のような太陽の光の中、バスの時刻表がなかったり、呼んだタクシーが来なかったり…とあまりのいい加減さに戸惑いながらも、レストランやBARで陽気に賑わうイタリア人の笑顔と温かさに助けられて、私の心が大いに開放された楽しいひと時でありました。Grazie!

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街の中にあった老舗のぱんやさん。

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by milkieko2 | 2006-06-08 21:31 | 39.イタリアの粉