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こんにちは~♪ ドイツのデュッセルドルフでパン教室を開いています。パン好き、粉好きのmilkiekoと申します。ドイツの暮らしや食材、日ごろ感じる小さな私の想いをご紹介しています。


by milkieko2

94.フランス祭り

週末にはじめてアルトシュタットのライン河沿いで行われる「フランス祭り」へ行って来ました! 毎年、この時期に3日間ほど開催されるのですが、デザインのかわいいポスターを見るたびに、なんだか心惹かれるものがあったんですよ~。

    これはパンフレットですが、この表紙がポスターになってます。
    カメラの画像が悪く、きれいなままお見せできず残念。
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お昼過ぎのアルトシュタットは爽やかなお天気で、大勢の人々が訪れておりました。毎年、6月に日本紹介を兼ねて開催される日本デーに比べると、規模は三分の一とこじんまりしたものですが、それでもヨーロッパの人たちにはワイングラスがよく合いますね~。ブースはほとんどがチーズやワイン、フランス風ピザ・Flammkuchen、クレープなどの食べものやさん。珍しいところではニースのラベンダー商品や石鹸などが置いてありましたが、小物はほんのわずかな品数です。

お腹のすいていた主人は早速、特大の串焼きを並んで注文。炭火の上で串にささった肉を上手に回転させて、串の上面に火がつくのを吹き消しながら、店員さんは汗ダクダクの作業です。時々、ナイフで切り込みを入れて焼き加減を確認し、出来上がると天辺にパンを刺して完成~!これで5ユーロ。お肉は豚さんですが炭で焼いていることもあり、やわらかくておいしい…。でもこれってフランス料理? いつもフリマで食べている「豚肉バーガー」(勝手にそう呼んでいるのですが、ドイツのパン・ブロートヒェンに味付けした薄切り豚肉を炭で焼いたものが三枚入っているボリュームたっぷりのサンドイッチのこと)と変わらないんじゃない~!(笑)
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それにパン屋さんは二件ありましたが、種類が豊富だったお店はよくよく見ると、ドイツのパン屋さんの名前。危うく騙されてクロワッサンを買うところだった(汗)。それでもチーズと一緒に売っていたパン屋さんの「オリーブパン」にはとっても心が動かされたので、一つ買いました。黒と緑のオリーブがたくさん入っていて、ビニール袋の中からなんとも言えないオリーブの香りが…う~ん、しあわせ♪ どうやらこちらはちゃんと発酵生地から手作りで作っているらしく、袋の中でパンが息をしている様子がよくわかりました。おうちに帰ってスライスしてみたら、気泡も適度に含んでおります。でもお味はフランスのパン? と言えば、フランス…?

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  こちらが見た目はフランス風パンでも提供はドイツのチェーン店のパン屋さん。
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  クレープのお店の車は、さすがフランス産のシトロエンを使用。かわいいです♪
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  ワインとチーズ
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  オリーブ屋さん
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  やっぱりお味見拝見のFlammkuchen。
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私が食べたのは、ねぎがのっていたにんにく味。生地は春巻きの皮のようにうすいですね。
でもお味がしょっぱいのが、ちょっと…。
お教室で作るFlammkuchenはドイツパン生地ですが、自分で作ったほうがおいしいかな…と、えへっ、自画自賛(汗)。

そして市庁舎の中庭では三日間にわたり、色々なイベントが催されていたようです。ただしここへ入るのは入場料として3ユーロを払わなければならなかったので、今回は入り口からのぞいただけでした(笑)。だってこの後は、対岸沿いに出現した移動遊園地で恒例のドイツの夏を楽しみたかったのですもの~♪ そしてもちろん、渡し舟で向こう岸へ渡りましたよ。片道2ユーロですが、風が気持ちよかったぁ~。

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なんだかフランス祭りを訪れたのに、すっかりドイツの気分を満喫した日曜日のデートでした(笑)。それでも「ドイツ語でフランスの買い物ができるのは良いね」と言う主人の一言には同感です! フランス語ができたら、きっともっとフランスの旅が楽しくなるだろうなぁ~♪ また行きたいです。あっ、もちろん今度は本場のフランスへ…。
# by milkieko2 | 2008-07-14 15:15 | 94.フランス祭り

93.カルツォーネ

最近のMyブームで勢いにのり、お教室のレシピにもUPしてしまったのが、イタリア生まれの「カルツォーネ」。日本では宅配ピザ屋さんのメニューのひとつにあるそうですが、ピザ生地の中にトマトソースや具を包んで、餃子のような形にして焼く、見た目も中みも楽しいイタリア料理です。

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私は100gの粉にオリーブ油と塩、イーストを入れて生地を捏ねますが、これで大きな特大餃子が一人前というビックサイズ。食べ過ぎだなぁ~と思いつつも、あまりに満足のいく一品なので許しちゃおぅ~(笑)。そして中の具にはトマトソースにベーコン、ゆでたまご、チーズに乾燥バジルが定番ですが、ベーコンをツナに代えたり、コーンやマッシュルームを入れたり、またはトマトソースは抜きにして、スモークサーモンとカーマンベールチーズを交互に置いたりして、味の変化を楽しんでいます。そう。要するにピザの上にのせる具だったら、何でも中に入れてOKなのですよ。そして生地を半分に折って包み、上面にオリーブ油をぬって、210度のオーブンで約12分くらい焼いて完成です♪

発酵はピザ生地同様、一回だけの一次発酵のみで十分ですから、できあがりもこれまた、早いんですねぇ~。しかもあまりに急いでいる場合には、大さじ1のドライイーストを入れて、発酵なしで焼いちゃうこともできちゃいます。ただしこの場合は冷めると生地がかたくなるので、残さずきれいに食べきってしまうことが条件ですけどね(笑)。

そんなカルツォーネを先日は親子教室でお子さんと一緒に作りましたが、生地捏ねはビニール袋に材料を入れてモミモミしただけ…。時々、袋を机に叩きつけたり、めん棒でたたいたりしましたけれど、手を汚すこともなく、そのままビニール袋に入れて発酵もさせてしまったという思いっきり横着者の生地作りをしてしまいました(汗)。あまりの簡単さに、ママからパンを作った気がしなかった、というコメントを頂いたくらいです(笑)。それでもできあがったカルツォーネをフォークとナイフで切り分けて上品にお口に運べば…うふふ、ちょっと華麗な一品に大変身です!

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このカルツォーネとは、イタリア語で「長ズボン」を指し、実際は中世の貴族がズボンのように履いていた大きな靴下のことを意味するそうですが、円形のピザを二つ折りにして焼いたこのパンピザをイタリアでは1600年頃から食べていた…というのですから、さすが「Bibaイタリア~!」まだまだお手軽・イタリア料理は止まりません。やっぱり今日のメニューもイタリアンかな♪

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# by milkieko2 | 2008-07-12 05:43 | 93.カルツォーネ
先日のお茶会で食パンと一緒に召し上がって頂いたものに「キャラメルクリーム」というのがありました。うれしいことに「お教室で一緒に作れませんか?」と言うリクエストを頂きましたが、実はこれ。私自身は何も仕事をせずにお鍋と材料さえあれば作れてしまう、驚きの「キャラメルクリーム」なんですよ。決してお教室でご紹介するほどの代物ではございません(笑)。そこでその作り方をこちらでご紹介させて頂きますね~!

用意するのは練乳の缶詰。ドイツではNestleからでている「Milchi Maedchen」がおなじみです。いちごにかけて食べたり、パンに直接、ぬって食べてもおいしい白くてドロッとした甘いミルクのこと。ドイツ語ではコーヒーに入れるミルクもKondensmilchと言いますが、練乳はGezuckerte Kondensmilch(砂糖入り)と表示してありますので、初めて買う方はお間違えのないようにご注意ください。
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さてそのGezuckerte Kondensmilchの缶詰を封を切らずにそのまま深いお鍋の中に入れます。そこへお水をたっぷりと、缶がかぶるくらいまで入れて中火にかけます。煮立ったらごくごく弱火にして煮ること1時間半。途中、二回くらい上下を返してあげたり、お湯のかさが減ったときにはお水を足してあげますが、あとはほうっておくだけ。火を消したあとはそのまま冷まして、冷めた缶詰のフタを開けると、あらら、不思議。中はキャラメル色の茶色いクリームに大変身~!というわけです。
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これを私はカセットコンロで使うガスが中途半端に少量余っているときの使いきり対策として、ガスコンロを使用して二、三缶まとめて作ってしまいます。お教室で肉まんを蒸すときにガスコンロを使用しますが、強火で一気に蒸すために、ついつい少量のガスが余ったままたまる一方なんですよ。キャラメルクリームは缶詰の封を開けなければそのまま保存ができますので、まとめて作っても問題がありませんから、一度にたくさんできて、ガスは使い切って安心してポィっと処理できてしまう…というわけです。

また煮ている最中に缶が爆発することは決してありませんので、ご安心くださいね。ただし缶が熱いうちにフタを開けると噴出す可能性はありますので、仕上がりを早く見たい気持ちは抑えて、冷めるまでご辛抱を…(笑)。私もいまだに毎回、缶のフタを開ける時はちょっとわくわくしてしまいますが、それも楽しみの一つかな…。 

さぁ、何も手を加えずにできる簡単キャラメルクリームです。まるで魔法をかけたような出来栄えに、皆さんもぜひわくわくドキドキしてみてください♪

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   こちらはキャラメルクリームを生地にぬって焼き上げた「キャラメルクリームロールパン」

ちなみにこのほのかな練乳の香りがするやさしいお味のキャラメルクリーム…色といいお味といい、なぜか子どもの頃によく食べた森永のミルクキャラメルをなつかしく思い出してしまうのですが、「MORINAGA」のホームページをのぞいたところ、本家ミルクキャラメルにはやはり練乳が使われておりました。
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# by milkieko2 | 2008-06-01 01:30 | 92.キャラメルクリームの作り方

91.お茶会・2008

今年も5月16日(金)に、開催から4回目を迎えた「お茶会」を我が家で開きました!まずはお茶会にお越し頂いた、たくさんの方々に心より厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました♪

ただ…今年はとっても悔いが残ってます。それは皆さんに召し上がっていただく品が早い時間になくなってしまったこと。せっかくお越し頂いたのに、大勢の方に満足のいく品が提供できませんでした。本当に申し訳ございませんでした。そういう意味ではとっても不完全燃焼で心残り。来週にももう一回、やりたいくらい…なんだか気持ちがとってもすっきりしません(泣)。

せっかく当日は二年続きの悪天候を克服し、朝方、降っていた雨も止み、お茶会開催の時間は爽やかな青空に恵まれました。雨女かしら…と実は密かに確信を持ちつつあったのですが、とりあえずこの件は解消? いえいえ、来て頂いた皆さんにお天気パワーを頂戴したのかも知れませんね(笑)。

そんなわけでお口に入らなかったかも知れませんが、一応、記録のためにお茶会の品を公開させて頂きます。

食パン(キャラメルクリーム&苺ジャム)
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ホワイトチョコケーキ
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コロコロきな粉ボール&ミニクロワッサン
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まこちゃんクッキー
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くるみもち
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ミルクレープ
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グレープ味の二色ゼリー
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ライオンのミルクパン
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びわとルバーブのシュトロイゼルマフィン
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シュークリーム(カスタード&抹茶&チョコレート)
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いちごのショートケーキ
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あんみつ
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アップルブレッド
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ショコラブレッド
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抹茶のショートケーキ
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ポモドーロフォカッチャ
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それでもお茶会の間に、アカペラグループ「東京ホタル」の五人のメンバーの方々にお歌を披露して頂いたのですが、こちらは大好評でした! しばし、美しい歌声に耳を傾け、お歌の終わりには大きな拍手で盛り上がりました。来場者の皆さんから、「素敵な歌が聞けてよかった」という感想を頂けたのが何よりの救いです。私も一年ぶりに皆さんのお歌をお聞きし、さらに歌声に磨きがかかったように感じましたよ~。東京ホタルの皆さん、ありがとうございました!

さてちょっと裏話です…。
今年も家族総出でお茶会行事にタイアップいたしましたが、主人のお店からは6人のスタッフの皆さんにお手伝い頂きました。しかも初の男性二人の参加。シモヅマくんとクラオカくんは来て早々からあんみつの白玉製作に取りかかって頂き、お茶会の間は商品補充のお手伝いをして頂いたんです。時おり会場に見せるその姿に「息子さんですか?」と聞かれましたが、一生懸命働いていたのは実はスタッフのお二人でした。

当の息子たちと言えば、長男は今年もお菓子製作担当で、朝早くからデコレーションに奮闘していたので、ベッドでくったり…。前日の午後に家具大移動で力を発揮した三男は、朝から会場に掃除機をかけたり、ゴミだしを行ったり…とすっかりこき使われておりましたが、前の晩にハーゲンダッツのアイスを買っておいたのが功を奏したみたいで、思ったよりよく働いておりましたね(笑)。

また女性スタッフの皆さんは今年も大活躍です。お庭の入り口で呼び込み担当のみきちゃん、ハーブティーのお茶担当、あんみつの黒蜜係のケイコさん、まいちゃん、かなこさん。朝早くからお疲れさまでした! それからスペシャルサンクスは裏事情通のご近所のSさんです。さすがの主婦パワーで、あっという間にあんみつの盛り付けが完成いたしました。
皆さん、本当にありがとうございました。

さて全面バックアップの主人は入り口で皆さんの誘導係だったのですが、今年は自慢の陶芸作品をかなり披露しておりましたね~。テラスの脇に設置してある釜の上に並んでいた力作を見ながら、皆さんと話が盛り上がっていたようです。そしてトトロの猫バス、あんぱんまん、スポンジボブ等のキャラクター作品をご覧になって頂けたかと思いますが、こちらはお店のほうでお料理と一緒に皆さんのテーブルに顔をだす機会があるかも知れませんよ(笑)。

ちょうど2005年のパンのお披露目(第1回お茶会)のあとにお教室が始まりましたので、いまやこのお茶会が私にとっては、年度末行事と言えるようなもの。その年によりお茶会の趣旨は変わっていますが、何かの形でお教室を支えてくださっている皆さんに感謝の気持ちを表したい…という日でもあり、同時に、ごぶさたしていた方がなつかしいお顔を見せてくれたり、いつの間にかお腹がふっくらとしたお姿に出会えたり、成長したお子さんを連れてきてくれたり、お教室開始をお待ち頂いている方と初顔合わせができたり…と、私にとってはとっても幸せな一日であることに変わりがありません。そんな意味でも今年は十分な対応ができず、不徳のいたすところではありますが、その分、四年目のお教室はさらに充実できるように、精進してまいりますね。皆さんとの出会いに心から感謝しています。ありがとうございました♪

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*最後になりましたが、参加費として集めさせて頂いたお金は南米のカトリック宮崎カリタス修道院へ寄付させて頂きます。皆様のご協力に心より感謝とお礼を申し上げます。

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# by milkieko2 | 2008-05-18 20:50 | 91.お茶会・2008

90.グラタンパン

最近、お教室で人気のグラタンパンは、パン生地を丸く伸ばしてくぼみを作り、そこへたっぷりのグラタンをのせて、チーズをかけて焼く…日本ではおなじみのお惣菜パンです。

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実はドイツに暮らす私たちって何気にお惣菜系のパンに飢えていたりするんですね。こちらにはサンドイッチのようにパンの間に具を挟んだものは気軽に食べれますが、いわゆるおかずをトッピングして具材と生地が融合し、微妙に色々な味が重なり合ったところがなんとも言えずにおいしいわぁ~♪と言った、そんな味の組み合わせを楽しむお惣菜系のパンにお目にかかる機会がほとんどないからなのでしょう。

それにこのパンにのせるグラタンが、これまたとっても簡単に作れてしまうので、このグラタン作りもご紹介したいオススメのひとつなんです。ホワイトソース作りと言えば、バターと小麦粉をじっくり炒めて…と大変なイメージがありますが、そんな面倒なことをこの私がするわけがありません(笑)。 そこで登場するのがこちらの「Soßsenbinder(hell)」という魔法の白い粉です。コーンスターチでよく知られるMondamin社やコンソメで有名なMaggi社からでています。

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こちらの成分はとうもろこしの澱粉に乳糖や麦芽糖の一部、米粉が使用されていますが、これを沸騰させたお料理に直接入れてかき混ぜると、あっという間にダマのないきれいなとろみがついてしまうんですね。水溶き片栗粉の代用品にもなるので、例えば麻婆豆腐や中華丼の具の最後の仕上げに振り入れて、とろみをつけたり、みたらし団子のたれを作る時に使ってもきれいなとろみを作ることができます。

実はこれ。私が外出しなければならない時に、息子たちの作り置き料理としてよく作ったドリアのホワイトソースとして大活躍していました。牛乳にバターとコンソメスープの素、塩、こしょうを適当に入れて、よく煮立たせてから、この白い粉を振り入れて、程よいかたさのホワイトソースを作り、これを玉ねぎや人参、セロリなどの余った野菜にソーセージやシーチキンなどを加え、ケチャップで味付けをして炊いたご飯の上にかけてチーズをのせて焼く…。調理時間も30分とお手軽なので、お助けメニューと言うよりは、超・手抜き料理のひとつ、と言ったほうが正解かも知れません。
ところが先日、春休みに大学受験を終えて日本から凱旋帰国をしていた二男に、「何が食べたい?」と意気込んで尋ねたところ、真っ先に「ドリア!」と言われ、思いっきり拍子抜けしてしまいました(汗)。せっかく張り切って、おふくろの手料理を振舞おう!なんて力んでいたのに、彼にとってのおふくろの味が、こんな手抜き料理のドリアだった。なんだか申し訳ないような、物足りないような…。そんなもので良いのかな?なんてちょっと複雑な心境だったんです(笑)。

さてお教室で作るグラタンは、玉ねぎとえびを少量の油で炒めて、そこへ牛乳、生クリーム、バター、塩、こしょうを入れて煮立たせてから、 Soßsenbinderを入れて作ります。目安は250ccの水分に大さじ3のSoßsenbinderを入れ、1分間ほどかき混ぜますが、きちんと沸騰させた中に入れてあげると、早くとろみがついてきます。またパン生地にのせるので、グラタンの味はしっかりとつけるのもポイントです。そして成型時に深いくぼみを作って、たっぷりとグラタンを入れてあげてくださいね。焼成後も生地からグラタンが流れ出すことはありませんし、冷めてもおいしいグラタンパンですから、お弁当にもオススメですよ~♪


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# by milkieko2 | 2008-04-28 03:41 | 90.グラタンパン